店舗のクリスマス装飾を行う上で重要なポイントを解説
クリスマスの起源
1年間の中で最も大きなイベントである「クリスマス」。毎年、私たちも当たり前のように過ごしていますが、そもそも「クリスマス」とは何かをご存知でしょうか ?
一般的には、イエス・キリストの生誕を祝う日として12月25日に行われていますが、実際には「誕生日」と言う訳ではなく、「誕生を祝う日」として位置付けられています。また、誕生日に関する記録は残っておらず、正確な日付は分かっていないそうです。そのため、初めの頃は様々な日でお祝いをしたようですが、そのうち12月25日に祝われるようになり定着していきました。
ちなみに「クリスマス(Christmas)」は「Christ(キリスト)とmas(ミサ=礼拝)」が語源と言われています。
クリスマスカラーの意味
クリスマスが近づくと、クリスマスカラーを目にすることが多くなります。
私たちがクリスマスカラーとして思い浮かべるのは「赤」「緑」が多いでしょうか。その他にも「白」「金」「銀」、そして「黒」にも意味があります。「赤」はキリストの流した血の色。「緑」はクリスマスに使われる常緑樹の冬でも枯れない永遠の命。「白」はキリストの清められた魂。「金」「銀」はキリストの王としての権威と力。そして「黒」は闇や世界を覆う苦しみや悩みを表しています。
普段、何気なく目にしている色にも実はひとつずつ意味が込められています。
クリスマスの市場規模
日本においてクリスマス市場の経済効果は約7,000億円とされています。なかなかイメージしづらい数字ですが、急成長しているハロウィンの経済効果が約1,400億円ですのでいかにクリスマスが1年を通して大きなイベントかが分かります。
また、イベントに掛ける予算も何かと入用なお正月の次に大きく、「クリスマス」「大晦日・カウントダウン」「お正月」とわずか1週間程でいかにお金を使う(財布のひもが緩む)時期であるかが分かります。
クリスマス売り場の展開時期
クリスマス売り場をいつから展開すればよいか、イベントが立て込むこの時期はタイミングが難しいです。
一番多いのは11月中旬に、早いところはハロウィン終わりの11月1日から展開しています。
特に今年は12月23日(祝)、24日(土)、25日(日)と3連休であり、
平成最後のクリスマスとなるため、例年以上の盛り上がりが想定されます。
年々、展開が早まっている実感ですので、今年は例年より少し早めの展開がおススメです。
クリスマス装飾のポイント
クリスマス装飾のポイントは、「テーマの設定」「展開場所」「予算感」がとても大事になってきます。
テーマの設定
クリスマスは装飾の資材が多く、色も似ているため、他との差が分かりづらく、どれも同じに見えてしまいます。種類を増やすよりも、テーマを絞り、他と少し見せ方を工夫することが大切です。
展開場所
クリスマス装飾はお店全体での展開が理想です。ただ、お店の規模以上に展開を広げてしまうと、せっかくのクリスマス装飾がお客様の邪魔になり、購買意欲を下げてしまう可能性もあります。
小さな売り場では一番目立つところにワンポイントで、お店の規模、効果的な場所にあった展開が大切です。
予算感
クリスマスの装飾にいくら予算を掛けるか、これが定まっていないまま装飾を考える方が多いと思います。本当に必要で予算を掛けなくてはならないもの、少しクオリティは下がるけれど伝えたいことは十分に届けられるもの。まず予算を決めて、その予算に合った中で、装飾の選択肢を増やし、判断する事が大切です。
まとめ
- クリスマスは1年の中で最も市場規模が大きく、売り場の盛り上げがとても大事です。
- 売り場の展開時期を決めて、早めの行動を。
- 「テーマ」「展開場所」「予算感」をもってクリスマス装飾を判断しましょう。
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