夏の売り場づくりには季節装飾が重要
夏に向けた売り場づくりとは ?
先日、九州南部で梅雨入りが発表されました。2018年の梅雨入り、梅雨明けは全般に平年より早い見込みのようです。梅雨が明けるとまぶしい夏空が広がり、いよいよ本格的に夏本番が始まります。
6月・7月・8月のイベント、催事
夏に向けた売り場づくり前に欠かせないのが人の動向や祝日やイベントです。販促活動は動向に比例した活動が必要不可欠です。まずは6月~8月のイベント・キーワードを洗い出していきましょう。
6月のイベント・キーワード
- 父の日 6月17日
- 梅雨
夏に向けての準備
- 海開き
- 熱中症対策
- 虫よけ
- ロシアW杯 6月19日(火)・25日(月)・28日(木)
7月のイベント・キーワード
- 七夕 7月7日
- 海の日 7月16日
夏休み商戦
- 海水浴
- 登山
- キャンプ
- 花火大会
- お中元・ボーナス
8月のイベント・キーワード
- 山の日 8月11日
夏休み商戦
- 海水浴
- 登山
- 熱中症
- 夏バテ対策
- ボディケア
- キャンプ
- 夏祭り・花火大会
- お盆
夏はイベントも多く、いかにお客様の購買意欲を高めるかが重要になってきます。そこで必要になってくるのが、夏に向けた売り場づくりです。
売り場づくりには季節装飾が重要
夏に向けた売り場づくりに欠かせないのが「季節装飾」です。私たちが普段何気なく通っているスーパーにも季節を感じさせる工夫があります。それは野菜・果物売り場が入口近くに設置されていることです。
野菜を購入する頻度が高いことももちろんですが、入口に近いことで店舗を訪れたお客様の購買意欲を高める効果があります。
野菜や果物には季節を感じさせる種類が豊富なことや、彩りが豊かなため季節感を感じやすく、自然とお客様の購買意欲を高めています。
家電量販店においても、入口に季節感を感じる工夫を凝らし、購買意欲を高める店舗が多いと言えます。
お客様が最初に季節の移り変わりを感じるのは売り場です。いつもの売り場に「季節感」を演出することで、お客様にどこよりも早く「夏の価値」を楽しんでもらえることが出来ます。
また、売り場のディスプレイを楽しみながら店内を歩くことは自然と滞留時間が増え、商品を手に取る機会が増えるので、購入に繋がりやすくなると言えます。
季節装飾は簡単に設置できるだけでなく、売り場全体の統一感を演出し、コストを抑えて売り場を変えられることが可能です。
また、視覚からお客様の購買促進を促し、売り場全体の活性化にも繋げます。
夏を感じやすい季節装飾
女性を対象にしたアンケートによると「夏を感じる瞬間は」様々ですが、下図の
2位の「夏祭り・・・」、3位の「クーラー、扇風機・・・」4位の「ひまわり、朝顔・・・」等、団扇やひまわり等の季節装飾を使ってお客様にイメージを付けやすい回答が上位にあります。このことから、お客様が夏をかじる瞬間と連動した季節装飾が効果的と言えます。
また、9位の「ゴーヤ・・・、夏野菜や果物が食卓を彩ると」はまさにスーパーの売り場づくりと一致いたします。
女性:「夏を感じる瞬間」は?
1.蝉の鳴き声を聞くと 65.8%
2.夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると 52.0%
3.クーラー、扇風機を使用し始めると 34.9%
4.ひまわり、朝顔やホウズキなど、夏の草花が咲き始めると 34.0%
5.何もしなくても汗がにじみ出てくると 32.8%
6.入道雲を見ると 27.2%
7.梅雨が明けると 22.4%
8.アイスクリーム、カキ氷など、冷たいデザートを食べる機会が増えると 21.7%
9.ゴーヤ、トマトやスイカなど、夏野菜や果物が食卓を彩ると 21.1%
10.夏の高校野球が始まると 19.8%
スーパー、家電量販店等、お店に足を運ぶお客様が季節を感じやすい売り場づくりをすることが購買意欲を高める重要なポイントとなります。
まとめ
- 夏に向けた売り場づくりには「季節感」を出すことが重要
- 季節装飾は簡単に「夏の価値」をお客様に伝えることができ、コストを抑えた売り場づくりが可能
- お客様の季節を感じやすい売り場づくりが購買意欲を向上
夏の天気や気温によっても商品によって消費行動は大きく変わってきます。今年の夏は猛暑なのか冷夏かによって売れ筋商品や販促ツールの選定も変わります。お客様だけでなく環境要因を把握するのも成功する売場づくりに欠かせません。まずはじっくり計画していきましょう。
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