脱炭素社会に向けて-実際にはどう取り組む?カーボンオフセットとSDGs
前回はカーボンオフセットに関して解説をさせていただきました。
カーボンオフセットは「カーボン」=「炭素」、「オフセット」=「埋め合わせ」と言う意味の言葉であり、
炭素を埋め合わせることを意味しています。
二酸化炭素排出量の削減など、企業が様々な取り組みを行っていますが、どうしても削減できない二酸化炭素を排出に関して、バイオマス発電や植林など、他の活動で埋め合わせをする取り組みです。
詳しくはこちら
今回は、どうすればその活動を行えるかを、2つの軸で解説させていただきます。
カーボンオフセットへの取り組み方
①カーボンオフセットの事業・活動に投資する
脱炭素に向けて、削減に貢献している団体に向けて支援や投資を行うことも、「自己活動オフセット」という脱炭素に貢献する活動とみなされます。また、脱炭素活動への貢献・資金提供等を目的として一般や企業から資金提供を募り、クレジットを購入する取組も「寄付型オフセット」と呼ばれ、おなじく脱炭素の活動とみなされます。
これらは別企業の活動への投資や、直接の資金提供により、脱炭素活動を応援する仕組みでの取り組みとなり、規模も目的に合わせ大小選べますが、準備に期間を要することや、継続しての提供が必要となります。
②カーボンオフセット認証が取れた製品を利用する
ポスターをカーボンオフセットに
前回解説した、のぼりやタペストリーなど、素材を切り替えて行うカーボンオフセット。
素材切替以外にも、ポスターなど紙の印刷物でもカーボンオフセットが可能です。印刷過程で排出される二酸化炭素をバイオマス発電や植林などの取り組みに資金活動などの埋め合わせを行います。
ポスターに限らず、印刷物全般に適用が可能なためチラシや冊子、トップボードなどの印刷にカーボンオフセットが使用できます。
印刷物への表示
カーボンオフセットによる二酸化炭素の排出量を販促資材に表示が可能です。
環境にやさしい「水なし印刷」で製造されたバタフライマークにに合わせてオフセットされた二酸化炭素の排出量を販促物に表示することで環境への取り組みをアピールでき、企業CSR活動に繋げることも出来ます。
参考:印刷物の排出量
A4サイズ、16ページ、カラー印刷で5,000冊作成した場合、二酸化炭素の排出量は約1,000kg程となります。
※厚さやインク種類により異なります。
SDGsへの貢献
SDGsへの関心が高まる中、企業にとって環境への取り組みが必須となっています。
環境にやさしい印刷物を作る場合は、環境によい再生紙などを使う事が一般的でしたが、カーボンオフセットであれば、印刷物を変えることなく、作成が出来ます。
企業の環境への取り組みのきっかけに始めやすい取り組みです。
ほかにも、環境配慮への取り組みや、実現に向けて切り替え可能な素材は以下にまとめております。
切り替えや、取組みの相談は、フジテックスまでお問い合わせください。